病院経営
平成28年9月1日医療法人制度の見直しにより、医療法が改正され医療法人のガバナンスが強化されました。
また、平成28年7月1日に施行された経営力強化法により、医療機関の経営力強化の指標が厚生労働省から示されました。
このような状況を鑑みますと、医療に対する公共性、透明性のニーズが高まるとともに、医療サービスの品質の改善が問われています。
では、具体的にどのように組織的に対応していけばよいかお悩みの医療機関も多いことと存じます。
アドバンスト・エム株式会社では具体的な実務対応についてご相談を承ります。
●医療法改正に伴うガバナンスの強化
医療法人の定義の確認
非営利団体⇒税制の優遇措置
ガバナンスの強化=運営の主体者
一般的にいわれるガバナンスとは
・継続して公正に運営している能力があるかどうか
・そのための十分な体制を有しているかどうか
① 特定の個人に依存した運営ではなく、組織的な運営ができているかどうか
② 不正や事故の発生を防止できる体制が確立されているか
③ ディスクロージャー体制が確立されているか
機関設計及び役員構成を中心にガバナンス体制を構築する。
○理事会、理事、監事の役割とは
なにをしているかを確認、決定
事務局調整事項
・理事会の強化
病院の運営に対する執行機関
・理事の役割
担当する職務の遂行、業務の報告
・監事の機能
事業報告の監査
善管注意義務
⇒医療の近代化 公共の財産は、公共の立場で運営される
●医療分野における経営力向上計画
・病院経営の経営強化(経営力強化法)
経営力向上計画
人材に関する事項
・離職者の引き下げ、勤続年数の長期化
通常の会社と比較して離職者が多い
⇒組織力が弱いため、できていない
デメリット:コストがかかる(教育)
人員の要求
事業運営に必要な人員の確保
柔軟な勤務体制の確保
マニュアルの整備
ICT投資・設備投資・省エネルギーに関する事項
・サポート体制のIT化(情報提供)
・ITセキュリティ対策
●出資持分によるリスクの回避
・出資持分によるリスク
・運営上のリスク
病院の運営員である社員が重要となる
・相続によるリスク
・病院経営に対するリスク